恵望子が伝授!斎場のしおりBLOG

2020年01月03日

悲しいだけではない、新しい葬儀の形

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故人との別れの場である葬儀は非常に悲しいもの。一昔前までは、葬儀場のスタッフの指示に従い、形式に乗っ取り式を行うことがほとんどでした。しかし、最近ではお別れの会という名前で、故人との思い出のビデオを流す葬儀など、自由なタイプのものも増えてきました。

お別れの会では、悲しみを共有するというよりは、楽しかった思い出を共有するというコンセプトで行われますので、比較的アットホームな雰囲気で行われることが多いです。会場からは笑い声が漏れることも少なくありません。

ビデオを流す際には、遺族が生前の写真を選び、それを使って短いムービーを作ります。実際に作るのは専門のスタッフの場合が多いですが、場合によっては遺族自ら作成する場合もあります。自作する場合は、故人の趣味など人と成りが分かるような写真を選ぶと良いでしょう。

例えば釣りが趣味だった場合は、大きな魚を釣れた時の写真や、孫と釣りをしている写真などが良いでしょう。家族と写っている写真も多く使うのもポイントです。そして、なるべく笑顔の写真を選ぶことも大切です。生前の笑顔の写真は、残された人たちの心を少しでもほぐしてくれます。

葬儀は悲しいものというイメージを払拭し、心に残るお別れの会にしましょう。