葬儀のスタイルも時代とともに変化し、今ではかなり個性的な式も行われています。そして、葬儀をせずにお別れの会を催すことも増えてきました。なぜ、このような会が行われるのかも知っておきたいところですが、最近は、一般葬だけではなく家族葬などの小規模な葬儀が選ばれることが増えたことも背景にあげられます。
家族葬や一日葬はごく親しい家族・親族のみで行われますので、知人や友人はお別れの機会を持つことができません。そこで、家族で葬儀や通夜を行ってから、友人や知人とのお別れは後日行われることが増えてきました。
開催時期はいつにするかも特に決まりはありませんが、亡くなってから2週間から1ヶ月ぐらいの期間に行われることも多く、四十九日や一周忌に合わせて行うこともあります。お葬式との違いに明確な違いはありませんが、葬儀は宗教的な意味で行うもので、お別れの会は社会的な意味で行われると考えておくと良いでしょう。
それゆえ、葬儀や通夜では宗教的な儀式が行われますが、お別れの会はそうした儀式が行われないことも少なくありません。司会は遺族の代表が行うこともできますし、プロに進行を依頼することもできます。葬儀とは違い、結婚式のときのように案内状の作成やなど様々な準備が行われます。
費用は参加者の会費制で行われることが多くなっています。