日本人は真面目で融通が効かないところがありますが、義理と人情には厚い国民性だと言われています。それを如実に表しているのが、葬儀・告別式だと言われています。参列者が多くあり、香典で義理人情を表現するのが当たり前です。
しかし、それを大きく変えたのがコロナウイルスの蔓延だと言われています。葬儀・告別式はどうしても密になりますし、感染のリスクが高まってしまいます。家族葬を選択する方が増えていて、最小限の人数で葬儀・告別式が執り行われています。
また、後日、お別れの会を行う形式もあります。服装も平服で構いませんし、香典や供花をあらかじめ断ることが出来ます。香典や供花を断ると印象が悪くなると気にする方もいますが、少子化の時代においては喪主や後継者が遠方に住んでいる場合も珍しくはありません。
近所付き合いが薄れてしまうこともありますし、仕方がないと言えるのではないでしょうか。お別れの会の会場としては、ホテルの広間を借り切ることが定番となっています。湿っぽい雰囲気ではないですし、故人のことを話して楽しく過ごせるのではないでしょうか。
芸能人や文化人に関しては、落ち着いてからお別れの会を行うのが主流になっています。